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PERSON

坂尻 広樹

SAKAJIRI HIROKI

制作部 2014年入社

DIYをきっかけに塗装に興味を持ち、千幸社への就職を機に岩見沢から札幌へ。千幸社新社屋の壁面には自作のオブジェが飾られ、作品づくりへの評価も高い。

仕事と人に恵まれた実感 千幸社への入社で社交的に

制作部『塗装』の仕事

塗装の基本的な仕事の流れは、まず色を塗らない箇所へ養生作業を行い、それから塗装に入ります。通常、塗装のメンバーは、多くの時間を「サンプル制作」に費やしています。完成時の色はクライアントから指定されるので、私たちは完全に同じ色が出せるまで何度も試します。塗装はただ色を塗るのではなく、下塗りや上塗りを繰り返し、拭き取ったり透明の塗料を重ねたりするなど微調整をすることで目的の色を出していく、複雑で繊細な作業です。素材となる木の種類によっても色の入り方がまるで違うので、過去のデータには頼れません。そうして出来上がったサンプルは、まずクライアントに提出。納入先は海外ブランドも多いので、時には本国のご担当者が色をチェックする場合もあります。クライアントから承諾を得たら、いよいよ本番の塗装です。サンプル制作から納品までのプロセスにはたくさんの工夫と挑戦が詰まっているのです。

自分たちを「誇らしい」と思える仕事は魅力的

今までで印象に残っているのは、東京出張で結婚式場の塗装作業をしたときのことです。初めての出張でしたし、東京へ行って仕事をするという状況にも新鮮さがありました。基本的に自社工場内で作業をしていますが、それまでも現場に出向いたことは何度かありました。ですが新しくオープンする現場に入り、真新しい作品が次々に運び込まれ、完成していく様子を間近に見ることができたのはうれしかったです。少し前に自分たちが工場で塗装し送り出した作品が美しく設置されているのを見て、誇らしい気持ちにもなりました。

簡単には いかないからこそ、やりがいになる

作業中に「これはうまくいい色が出る」と分かるときは、気持ちが高ぶります。塗装は塗料が乾いてからの色が完成になるので、塗っている間は変化や反応に注意しながら色をイメージしていきます。何度も何度も塗料を重ねてどうにかたどり着く日があれば、狙い通りにピタッと決まる日もあるから面白いのかもしれません。一番うれしいのは、やはり日ごろから指導してくださっている先輩方に認められることです。私は何の経験もなく入社したので、千幸社ですべてを学んできました。初めは道具の扱いや仕事の流れを覚えるところからスタートし、先輩方の仕事を見ながら「塗装」を知っていき、下積みを経てようやく塗る作業を任せてもらえるようになりました。今でも先輩の目でチェックしてもらい、「キレイに仕上がったな」と言ってもらえると、すごく安心します。少しずつですがスキルアップを実感できるときがありますし、自分の技術が「通用するようになってきた」と思えるのはモチベーションにつながっています。

行動範囲が広がると、人脈の幅も広がる

趣味はグルメやショッピング。周りの人からよく「女子力高いね」と言われるときがありますが、キレイな盛り付けやファッションなど感性が刺激されるものが好きなんだと思います。実は以前は人付き合いが苦手だったのですが、千幸社に入社してからコミュニケーションの楽しさを知りました。今では会社の先輩に連れて行ってもらったバーに一人でも行くようになり、お店で知り合った人たちと飲み仲間になるほど。自分でも驚くほど性格が明るくなったと思います。