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PERSON

前田 渉

MAEDA WATARU

制作部 工場長 2009年(平成21年)入社

前職で什器制作(※)を経験し、千幸社へ入社。現在は札幌本社の第一工場と第二工場を統括する工場長を務めている。千幸社の「品質の高さ」を支える司令塔。(※)什器…店舗で商品の販売や陳列に用いる器具

本物の技術とコミュニケーションで、空間づくりの魅力を伝える

制作部 空間づくりの仕事

工場では複数の物件が同時に進んでいるため、日々忙しい状況が続いています。私の役割は、納期や制作の難易度を見極めながら各制作者へ仕事の割り振りを行い、常に高品質な作品を納品すること。それには制作者の高い技術が必要です。しかし私は、技術を身につけるより先に、仕事に対する気持ちを高めてもらいたいと思っています。私自身、前職で什器制作の経験があり技術にも自信がありましたが、千幸社へ入社したときには、技術のレベルや品質の高さに驚きました。もっと上を目指せるという気持ちに変わってから、自分の仕事も変化しました。工場では千幸社ブランドとして納めることのできる品質とは何か、制作者のそれぞれが追究しています。

人を育てることは、とても難しく、たくさんの発見がある

弊社では数年前から最新鋭の加工設備を導入しています。すべて人の手で行えば何日もかかる高度な加工が、僅か数分から数十分で完了する機械です。これにより作業時間が大幅に削減され、残業時間の短縮にもつながりました。それでも、見る人や触れる人の心に響く作品を生みだすには、最後に人間の感覚がどうしても必要です。そのため人材育成は最重要のテーマとして取り組んでいます。
若手制作者には、あえて難しい作業を任せることもあります。はじめは失敗も多いですが、その原因を自分で考えさせて、失敗を財産に変えられるように成長を促します。もちろん私が技術を示すこともありますが、すべてを細かく指導するのではなく、自分で考えて作業してもらう時間をつくることで主体性が育つと考えています。

いつの間にか変化していた、達成感や喜び

弊社の作品は、すべて受注生産です。そのため、生産性という言葉とは対極の現場と誰もが感じているところがあります。私もそのひとりでした。しかし、さまざまな設備の導入により作業の効率化が進むなか、「まだ、何かできる」と思い始めています。今後、受注生産では難しいとされる技術の標準化やマニュアル化など、新しい取り組みを行っていこうと考えています。
日本中のどこにも作れないような高品質な作品を、効率よく生みだす。そんな工場の実現に向けて邁進しています。

家族との時間で自分のペースをつかむ

工場のメンバーとは、多くの時間を割いてコミュニケーションをとります。仕事の話は半分、あとの半分は遊びや趣味の話です。なんでも正直に話せる関係を大切にしたいと考えています。家には小学生の子どもが2人いるので、休日は家族全員で近くの公園へ遊びに行くこともあります。また、アウトドアが大好なので、夏には友人家族と一緒にキャンプを楽しんでいます。